琉球伝統芸能の新しい表現と鑑賞法の開発研究として、琉球伝統芸能と琉球伝統料理を組み合わせ、
琉球王国時代を思い描く演出をしました。
本公演は、南城市の“南の島のフィニッシングスクール西大学院”にて、20名様限定の“特別会”を行いました。尚順伯爵が日頃お召し上がりになっていた料理(松山御殿料理)を西大八重子先生が復元され、この日史上初の試食会となりました。上品な味付けは、数週間もの時間をかけ下ごしらえをした結果だそうです。
その後、皆さまは琉球伝統芸能鑑賞をするお部屋へ。ゆったりとした「時間・空間」と「おと・まい」は、まさに琉球王国時代へとタイムスリップした感覚でした。琉球古典音楽の響きと、琉球古典女踊の優雅な舞は、皆さま一人一人の心へ深く入り込んでいきました。
歌三線 山内 昌也(やまうち まさや)
沖縄市出身、沖縄県立芸術大学大学院音楽芸術研究科 琉球古典音楽専修修了。
(一社)琉球伝統芸能デザイン研究室代表理事。沖縄県立芸術大学准教授。
琉球古典音楽の研究と教育を行っており、常に「伝統」と「革新」を意識している。
琉球舞踊 永山 玲緒奈(ながやま れおな)
浦添市出身。国立琉球大学法文学部国際言語文化学卒業。
6歳より琉球舞踊を始めている。沖縄県内外・海外で数多くの琉球舞踊を披露。1995年日本の祭典inカーネギーホールで史上初の琉球舞踊公演に出演している。文化芸能公演のアナウンスも担当している。
西大 八重子(にしおお やえこ)
那覇市出身、国立琉球大学農家政工学部家政学科卒業。
スイスのフィニッシングスクールの名門「ヴィラ・ピエールフー校」の特別コースにてプロトコール(国際儀礼)を修得後、沖縄県南城市知念に「フィニッシングスクール 西大学院」を開設。
生活の基本的な事柄の教育を通して、次世代を担う魅力ある女性を多数おくりだしている。