9月12日、世界遺産 国指定特別名勝 識名園にて国王・王妃への「奉納」としてのアートパフォーマンスを行いました。
那覇市文化財課との共同企画による社会貢献活動の一環として 識名園での歌三線・琉球舞踊の奉納を行いました。
琉球国王が中国皇帝からの使者(冊封使)をもてなす迎賓館として利用されていた識名園。
その見事な廻遊式庭園を見渡せる二番座にて、代表:山内昌也の無伴奏での独唱「かぎやで風節」が朗々と響くスタート。
歌い始めはアカペラという斬新な演奏をご披露しました。
続いては、演者会員:又吉聖子(玉城流いずみ会師範)による女踊り「作田」。又吉が身に纏ったのは、蝉の羽のように軽やかな上布に鮮やかな紅型が染められた打掛け。まさに当日の識名園に吹く心地よい風を感じながら「夏の風景と吹く風の心地よさ・・・気がつくと秋はもう近くである」と歌詞の内容そのままの情景がそこにはありました。
続いて山内の独唱で「稲まづん節」「ヂャンナ節」と4曲の奉納となりました。
沖縄県で緊急事態宣言が解除されたことを受け、急遽決定し開催の連絡も行き届かない中での上演でしたが、観光でこられたお客様など大勢の方々にご覧いただくことができ、「琉球王朝にタイムスリップしたような感覚」等と 喜んでいただきました。
この上演は、識名園に入場されるお客様には、無料でお楽しみいただけます。
今後も月に一度の上演を予定しておりますので、どうぞみなさまも識名園まで足をお運びください。