12月1日那覇空港ふくぎホールにおいて、東京五輪組織委員会クリエイティブアドバイザーでもある山﨑晴太郎氏が手掛けた、沖縄の染織物で作られたクリスマスツリーの点灯式が行われ、その式中で当法人がプロデュースした歌三線と琉球舞踊を披露いたしました。
那覇空港国際線のふくぎホールに、高さ8メートルのクリスマスツリーが現れました。
ツリーには、沖縄の伝統工芸品である染織物の内、喜如嘉の芭蕉布、読谷山花織、知花花織、首里織、琉球絣、琉球びんがた、久米島紬、宮古上布の8種類の布が使われており、内側から起こされた風により、布が優しく、美しく揺れます。
多様性をテーマに【TAYUTAI】と名付けられた、このツリーを手掛けたのは東京五輪組織委員会クリエイティブアドバイザーも務めるデザイナーの山﨑晴太郎氏。
那覇空港でも初となる工芸ツリーの点灯式の幕開けに、『踊りこはでさ節』にのせて「今日の良き日に四ツ竹を打ち鳴らし、上質な空間で共に喜び合いましょう」と斉唱いたしました。また、ツリーには染織物が使われていることから、それに合わせ枠と枷を持ちトンボの羽のような上質な布を仕上げていく様子を表現した琉球舞踊『かせかけ』を演舞いたしました。今回当法人は、プロデュースという形で関わり沖縄県立芸術大学の学生達が歌三線、舞踊をご披露させて頂きました。
ふくぎホールの大きな窓からは、日差しが柔らかく差し込み風にたゆたうツリーと演舞を照らした素晴らしい点灯式となりました。