代表理事 山内昌也より、「新年のご挨拶」を申し上げます。
2025年 新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。みなさま方におかれましても素晴らしい1年となりますことを祈願いたします。
元旦は、首里城公園主催「初日の出ツアー」における、初日の出を拝む前に琉球伝統芸能デザイン研究室の鑑賞プログラムが企画され、早朝6:45に上演いたしました。お客様は、鑑賞後「東のアザナ」より美しい初日の出を拝まれたようで、まさにプレミアムな企画に携わることができました。
その他、三が日の間に世界遺産・国宝「玉陵」(たまうどぅん)や世界遺産「識名園」での社会貢献活動(コンセプト:歴代国王・王妃への奉納)や、県内屈指のハイクラスホテルでの受注上演等を行い、充実した2025年がスタートしております。
さて、本年のコンセプトは「Toki」(時・時間)です。
2023年は「ブランディング」、2024年は「愛」でした。
「Time is money」(時は金なり)という言葉もありますが、時間の使い方や感じ方は人それぞれであり、同時にそれらは決して無駄ではないと思っております。仮に「あっ・・・(あの時)」と考えるのは「今」から「過去」に「振り返って」いるからなのではないでしょうか。その時のその瞬間は、自ら思うままに考え、行動しているのだと思います。
我々は1秒足りとも時間を移動することはできません。しかし「芸術」という分野のみヒトは時間を悠々と瞬間移動することができるのです。
琉球伝統芸能もまた、上演や空間を感じた瞬間「あたかも琉球王国時代にタイムスリップしたような感じ」というお言葉を多くいただきます。これこそ演者に与えられた「ホンモノ」を追究していかなければならない責務だと感じております。
みなさま方が「琉球伝統芸能デザイン」を感じる「Toki」(時・時間)。時空を超え、琉球王国時代そのものの「美」を感じ、豊かな心を持ち続けていただければ幸いです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2025年(令和7年)1月6日
一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室
代表理事 山内 昌也